燃料不要! 小枝を燃やすだけで急速湯沸しのチムニーケトル The Backcountry Boiler

燃料やストーブを別に持ち歩く必要がなく、この鍋ひとつで小枝や葉っぱを拾って燃やすだけで短時間でお湯を沸かすことができる究極のウルトラライトなクッキングシステムです。以下、the boilerworksより。

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The Backcountry Boiler

革命的な湯沸し装置。とても短時間でお湯を沸かせるチムニー型湯沸かし器です。

チムニー(煙突)型のケトルはその名のとおりケトルの真ん中に煙突が空いておりそこが熱の通り道となることで非常に高い燃焼効率を実現するのだそうです。もとはアイルランドの漁師が使っていた有名なKelly Kettleなどからはじまり、その後ニュージーランドの軍隊が第二次大戦でアフリカに駐留する際に使っていたThermette (サーメッテ) など長い歴史があります。これらチムニーケトルは非常に短時間でお湯を沸かせ、燃料も現地で調達でき、耐候性にも優れていました。さらには水筒としても使えるという利点があったのです。

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しかしこれらの初期型ケトルはとても大きく重かったのが欠点でした。たしかに釣り船の上や軍隊のキャラバンではその大きさは問題にはならなかったでしょうが、現代のアウトドアギアとしてはやや重すぎます。

このBackcountry Boilerは世界初の実践的な軽量チムニーストーブとして開発されたそうです。とても軽量であるうえに小枝や葉っぱなど燃やせるものがあればなんでも燃焼可能でアルコールやガスなどの燃料を別に持ち運ぶ必要がなく森林限界下を歩くのであれば事実上の永久機関となります。そしてその構造から燃焼効率が非常に高く、扱う人の技量にもよりますが5分で2杯分の湯を沸かすことができるそうです。耐候性も優れておりむしろ適度な風があるほうが燃焼がさらに早まるそうです。

重量はなんと227g、アクセサリー類込みで250gという軽量さです。素材はアルマイト加工されたアルミ製で容量530ml。気になるお値段は$110でBackpackingLight.comから購入できます。

あえて弱点をあげるとすれば湯を沸かすことしかできないこと。鍋のように調理をしたりするのは難しいので食事は基本的にカップラーメンかアルファ米などに限定されます。鍋をそのまま食器にすることもできません。沢に降りて水を汲み薪を拾って一生懸命燃したあげく袋に湯もどししたインスタント食品を食べて満足できるサバイバル志向なハイカーにはぜひともおすすめです。

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2007年からの試行錯誤の開発の歴史が垣間見えます。最初期はソーダ缶をもとに試作されたそうです。

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One Response to “燃料不要! 小枝を燃やすだけで急速湯沸しのチムニーケトル The Backcountry Boiler”

  1. […] 回ご紹介したBackcountry Boilerをぶっちぎる軽量モデルがTitanium Goatから発表されています。 […]

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